一般歯科

ホーム » 一般歯科

一般歯科とは

子供から高齢者まで全ての人の歯や歯茎、顎などの痛みや病気について診断し治療するのが一般歯科といわれるものです。 主に虫歯と歯周病についての治療をさすことが多く、保険治療で行う範囲を言うことが一般的です。

虫歯治療

虫歯の部分を削り取って金属や歯と同色のプラスチックなどで元の歯の形に補修します。痛いのであれば麻酔の注射をして、痛みを無くして治療していきます。場合によっては神経をとったりする必要があります。歯の痛みの多くは神経や歯の周囲組織の細菌感染によりますので、化膿止め(抗生物質など)を飲んで頂くことがあります。

電動注射器

入れ歯

無くなった歯が多い場合や隣の歯を削りたくない場合に、無くなった歯の部分に出し入れの出来る人工の歯を作るものです。保険治療で作れますが、より強い入れ歯や金具の見えにくい入れ歯を希望される場合には保険外診療となります。

抜歯

親知らずや残せない歯の抜歯を局所麻酔で行います。心疾患や脳梗塞後で血がさらさらになるお薬を服用している方は事前に主治医と協議したり、血液検査をして止血状態を確認したりして抜歯処置をすることがあります。心疾患や高血圧など循環器系に問題のある方は自動血圧計、血液中酸素濃度測定、心電図などをモニターしながら抜歯する場合もあります。

心電図モニター設備

緊急処置

外傷による歯の破折や抜け落ち、口の怪我、顎の骨折などの診断、治療をします。
骨折の場合には必要に応じて病院を紹介することもあります。外傷の救急処置も行います。

歯周病

むかし歯槽膿漏と言われていた歯ぐきの病気で、歯ぐきが腫れたり出血したり歯がぐらついたりしてくる病気です。これは、歯と歯ぐきの境目のポケットと呼ばれる溝にについた歯垢(食べかすと細菌のかたまり)によって、歯の根に沿って細菌が入り込んで炎症が起こるものです。その結果、歯を支えている骨が溶けてきて歯が動き出すのです。

この歯周病の原因菌は糖尿病、高血圧、心疾患、脳卒中とも密接に関連して全身の状態を悪くしていくと最近の研究結果で報告されています。また、喫煙によって歯周病は一層悪化しやすくなります。

放置しておくと歯を支えている骨がほとんど溶けてしまって抜歯しなければならなくなり、中年で総入れ歯となってしまうこともあります。

このようにならないために、歯周病の予防に取り組んでゆきたいものです。
そのためには、日頃から歯石取りを含む歯のクリーニングと歯ブラシのうまく出来ていない部分のチェックを定期的にして頂くことをお勧めしています。

歯周病は症状が出てからでは病状が加速度的に悪化していきます。
ぜひ、症状が出る前から予防に努めてゆき、全身疾患の悪化を食い止めたいと思います。

最近では症状が出た後でも症状に応じた治療や歯みがき方法などによって、歯周病の進行も抑えられるようになってきています。是非一度当クリニックでご相談ください。

小児の予防処置

虫歯になりにくいように、歯の表面を堅くするためにフッ素を塗布したり、虫歯になる前に歯の溝をプラスチックで埋めてしまうシーラントという処置などを行っています。